今日はまったく猫と関係のない記事です。
猫がでないのでは興味ナシ!というかた、
何のオチもない他人の夢の話なんぞ興味ナシ!というかたは
どうぞすっとばしちゃってくださいm(_ _)m
生まれて初めて、「悲しい夢をみて泣きながら目覚める」という体験をしました。
そんなのドラマや漫画の中だけの話だろ〜と思っていました。
目覚めてからも小一時間ほどは悲しくて泣きつづけておりました。
母方の叔父や叔母たちと中目黒を歩いている場面から始まります。
(前の夢との脈絡がないので、この夢の始まりがあいまいです)
穏やかな白人男性がやっている、植木屋とも雑貨屋ともつかない、
「物置屋」というお店にたまたま立ち寄ると
そこには私の実家に昔あったものや、祖父の家で幼い頃にみかけたものが
きちんと並べてありました。
「お祖父様の気持を考えたことがありますか?」という言葉を最後に
店の主は消えてしまい、連れもいなくなり、
私はひとりきりで、静かな広い店内にある
私にとってのみ懐かしいコーナーの品々を見つめていました。
なぜこれらのものがここにあるのだろう…?
どうしてもまっすぐに立たない木彫りの仏像を
なんとかまっすぐに立たせようとしたり
何を模したものなのかよくわからない像などをみながら
古い記憶をたぐりよせていると、私の右手に
幅が1mほどある大きな鏡台があることに気づきました。
鏡を覗きこむと、四隅が歪んだ空間に祖父の遺影が映っていました。
鏡は向こうの壁を映しだしているはずなのですが
振り返ってもそこには祖父の遺影はかかってなどいません。
この鏡台を介すれば祖父の姿がみられるんだと思った私は
もう一度鏡を覗きこみました。
すると、鏡の中にだけある「向こうの部屋」に、
今度は生前の祖父の姿が映っています。
ランニングシャツに膝下までの白いステテコ。
夏の、暑い盛りのごくごくプライベートな格好です。
晩年は時々この格好をしていましたが
祖父はたいへんお洒落さんで、家にいても
基本的にワイシャツにネクタイ+スーツのズボンという
ぴしっと決めた姿でおりました。
「向こうの部屋」にゆけば数年前に亡くなった祖父に会える。
そう思った私はもう半泣きで
「おじいちゃん」と呼びかけながら再度振り返りました。
さっきまで存在しなかった部屋が、
今はもうない祖父の家の、祖父の居室がそこにありました。
縁側をまわり、姿が見えている祖父に「××子(私の名前)、来たよ!」と
いつもそうしていたのと同じ挨拶で声をかけました。
私はすでに涙で声がうまく出せず、しゃくりあげていましたが
大泣きしたら祖父がいなくなってしまうような気がして
つとめて朗らかに、いつものように声をかけました。
祖父は何か考え事をしているような様子で
私とは目を合わせないままにうなずき、
私とともに隣の座敷に移動しました。
祖父の格好をみて、暑いのだなと思った私は
床におちていた団扇を拾って祖父を仰いであげようと
はっと思ったのですが
そう思いついたときには、祖父は自分でそれを拾い上げ
自分をあおぎ始めました。
祖父と私は、濃い緑色の背表紙がついたファイルがずらりと並ぶ
書棚の前に座っていました。
背表紙にはそれぞれ大きな文字でタイトルがつけてあります。
中には「雑分類 さ〜し」というものまであります。
「ここに印刷したものがあるから」
祖父はそれらを団扇で示すと大儀そうに話し始めました。
かすれた声でした。
「それぞれ関係のある家族で分けるようにな。」
とても真剣な、沈うつな表情でそれだけ祖父は言いました。
「うん。わかったよ、おじいちゃん」
と言いたかったのですが、「うん」まで言ったところで
こらえきれない嗚咽がこみ上げてきてしまい、夢から覚めました。
大好きだった祖父。
祖父が死んだときに、私は自分の胸と背中に
大きな穴がぽっかり空いてしまった感じがして
背骨をぬかれてしまったような、
根無し草になってしまったような深い喪失感に襲われました。
1年経っても、2年経っても、祖父を失った嘆きは
どうしても浄化されず、3年経ってやっと少しは
故人の思い出を微笑みながら思い出せるようになっていたのです。
夢でもいいから会いたかった祖父に
望みどおり夢で会えたのに、泣いても泣いても
新たに悲しみがこみあげてきてしまいます。
生々しいほどの悲痛な気持しか自分の中にないことに
我ながら驚き呆れてしまいます。
私は未だに祖父の死から立ち直れていないようです。
これを打ちながら、まだぐすぐす泣いています。
祖父はなにを私に伝えたかったのか。
元気のない様子だったのが気にかかります。
(もう死んでいるんだから元気もヘチマもないですけど!)
泣きながら目が覚めて気づきました。
祖父が倒れたのは、ちょうど5年前の今日でした。
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- 2007/09/16(日) 14:38:16|
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